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A3を読んだ

 

A3【エー・スリー】

A3【エー・スリー】

 

 昨日はシン・ゴジラを観ましたが、その前はA3を読んでいました。これがまた簡単に読めなくて結構時間がかかったし、まだ消化しきれてない所が多いです。

 地下鉄サリン事件は上の子が生まれてすぐ、まだ実家に里帰りしていた頃に起きたから、あれからもう21年は経っているんですね。 

 オウムで今思い出すことといえば、信者の人たちがワイドショーに出て何かいろいろと言ってて、特に上祐氏がわけわかんないこと言ってたなってことだったり(ああ言えば上祐)とか、秋葉原かどこかでパソコンを売ってたらしいこととか、選挙に出て変な歌を歌ってたらしいことだとか、とにかく見た目が異様だったこととか。その辺ではテレビなどでもイロモノ扱いっぽかったのかな。地下鉄サリン事件はものすごい衝撃で、でもその後は子育てでいろいろと余裕がなく、あまり情報を知らないまま今に至っているのですが。

 生まれも育ちも地方の私から見たオウム・地下鉄サリン事件と東京、特に中央の人たちにとってのそれは全く違うものなんでしょうね。私にとっては全てテレビの向こうの話でしかなかったけど、生活圏で事件が起こって知り合いも被害にあったかもしれなくて自分も死んでいたかもしれない人たちにとってはどうか。A3では異常とも思える進め方の裁判が描かれていくけれど、そもそも裁判官や検察が被害者側の人なんですよね。被害者が訴えて被害者が裁く。それはもう前提からしておかしいというか中立でいられるわけがないように思う。

 オウムがなぜこんな事件を起こしてしまったのかは森氏が取材を通していろいろと考えていくわけだけど、結局は、組織の中で皆がそれぞれに力を出し合い頑張ってしまった結果、みんなでダメな方向に突き進んじゃったんだなとしか思えませんでした。それぞれが賢いし、真面目なんです。でもまとまるとダメになる。

 昨日観たゴジラでは、日本がオールジャパンで適材適所それぞれに頑張ってゴジラを止めることができた。オウムはその失敗パターンだった気がします。現状に対する信頼感があったのがゴジラの世界で、現状を否定する方に行くとオウムになっちゃうのかな。よくわかりませんがなんとなくそんな印象です。