こころ

こゝろ (角川文庫)

こゝろ (角川文庫)

 シリーズものを続けて読み過ぎたのでちょっとお口直し。SONYReaderにて「読んでおきたいこの100冊」ってことで無料ダウンロードできて、とりあえず入れておいたもの。「こころ」は教科書で部分的に読んだことはあったような気がするしあらすじは一応わかっていたけど、全部通して読んだのは初めて。
 読めば読むほど先生が鬱陶しいというか面倒臭い。Kも、なにもその部屋であてつけのように死ななくてもよかろう。お嬢さんも先生の気を引くためにKをダシにしていたような所があるし。どっちもどっちな感じだ。
 そしてあんな力のこもった長編小説並みの遺書なんて書いたら満足して死ぬ気も失せるような気もするんだけど、かえってあとに引けなくなっちゃったのか。先生は働く必要がなかったけど、スポーツとかでマメに体を動かすようにしていればもう少し楽に生きられたんじゃないかな。といっても先生はKの呪いにかけられ、自分でも呪われ続けていたかった感じだから、楽に生きるとかは必要なかったし大きなお世話だろうけど。
 全然関係ないけどこのかまわぬ×角川文庫の名作コラボカバーが好きだ。